幻想的な115系N編成
あれは私が長野を旅した後の帰路途中の上松駅でEF64の重連を狙うために構えていた時の話だ。まったくノーマークのローカル線がやってきた。秋の日が沈んでからの空の色は深夜の海の青に似ていた。その不思議な時間と場所で私は迫り来るローカル線を連写した。「ローカル線しか出せない味」がここにあったのである。
ヘッドライトに露出を奪われぬようにマニュアル設定は必須だ
万全とはいえないかもしれないが正面狙いだからシャッター速度も1/100は要らない
手前の虫にピンを奪われながらも必至で連写した
そう、虫だらけであった。ヘッドライト前を見てもらえば一目瞭然だろう。
なんて素敵な時間なのだろう
撮影中、今置かれている自分の事を幸せと思ってしまった
それだけ異次元の世界で素敵なものを撮影しているという気になってしまった。
この後に来るEF64の重連などどうでも良くなったくらいだ
N115系のカラーリングも長野ならではだ。
時は10月後半18時辺りに上松駅にくればこの雰囲気を味わえるかもだ。。。