団地マニア #2
前回に引き続いてこの団地の敷地内に入ってみたいと思う
団地の撮影には広角レンズが必須だ
住居者の目もあるので「別に貴方を撮っているわけではありませんよー」的な感じでカメラを構えればイイ
後でトリミングしてやればしっかりとした写真になるのだ
こういった集合ポストを見ると
若い時代、郵便配達をやっていた時を思い出す
あれ?部屋番がないぞ?と思ったら後ろのポストに続き番号があったりした
番号の並びは不規則で、やはり慣れた配達人でないと戸惑う団地も多々あったっけ
団地の目玉といえるのが遊具だろう
私もその昔は公団に住んでいて、定期的にペンキを塗り直された遊具の記憶が印象的だった
あの頃ともに遊んだ仲間は今何をしているのだろう
向こうも同じような事を考えていたとしたら。。
私は未だにつまらない人生を送っているなと合わす顔がないことに気付く
食事の時間帯になると、あらゆる窓から生活音が漏れだす
カチャカチャと食器と箸とスプーンが当たる音
野球中継の音、そうオリンピックの音がよくそこらじゅうから聞こえてきたっけ。。
食事の支度を終えた母親が顔を乗り出し
下でボール遊びしている子に呼びかける
あの頃は皆仲が良かった。古き良き昭和の時代
門限ギリギリまで外で遊べたのは集合住宅の特権だろう
エレベーターも特有の匂いを放っていたっけ
一緒に座って遊んだあの子は今
幼稚園から帰ってきた団地エリアの空はたしかこんな感じだった気がする
曇りの日、団地エリアも暗くなり
気持ちもブルーになった記憶がある
同じ階列に暮らす人のGPSは同じ場所を指す
自分だけの経緯緯度ではない空間
それが集合住宅。。。
私は集合住宅が好きでたまらない。
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