団地マニア #1
住居人の半数以上が外国人、独居老人といった独特の香りのする空間
今回はそんな団地を数回に分けて写真で紹介したい
何せ通りがかりの私の足を止めたくらいの魅力ある佇まいと雰囲気は
一種独特の空気が私の肌を直撃した
時間をかけて発展したのが自動車だけに見えた瞬間だ
団地の魅力の一つに上がるのが近づくまでの周りの演出である。
団地そのものも魅力的だが、団地を囲むその物体1つ1つに物語を感じるのだ
そう、花1つにしても木にしても団地を着飾る演出にすぎない存在にさえ思える。
花に囲まれた額縁の中に佇む団地
これは天気の違いによっても雰囲気を180度変えるシロモノだと感じたのである
どんよりとした天気の午後、陽の光は弱く
それがかえって団地のコントラストを高める
公園と団地
人間に例えると親戚同士のようなものだろう
緑の額縁の中に建つ団地
これほどロマンを感じるものはない
しかし、そこには子供の声は響かず
静かな時間が流れていたのである。そう外国人と独居老人の巣窟だからだ
物干しから伝わる生活感がたまらない
次回はこの中に潜入したいと思う。
団地ほど住宅と比べると簡単な形をした建造物はない
しかし、そんな建造物が芸術に見える瞬間
それは紛れも無く時間の経過とともに現れる劣化というアーティストの存在があるからだろう。
古き良き昭和の時代
あの頃は皆仲良く何をしても楽しかった
そして今、一人去り二人去り
残ったのは私だけかと、暗く静まり返った部屋でその時が来るまで
じっと待ち続けるのだろうか。