今まで気付かなかったが タンクファイル#3
あれは暑い夏の日
昼寝しすぎてしまった私はカーテンを開け外が夕景になっているのに気付く
「く!寝過ぎたぜ!」
そう思いながら何時も窓から見える景色を眺めた
改めて見ると、、、、何時もアイツがいるな
毎日見ていた風景だが
初めてヤツを意識した瞬間だった
いつも俺がこの窓から見る景色に奴がいた
しかし俺は今までヤツを意識したことはなかった
過剰な昼寝の後、何も考えることもなくただ外を眺めていたら
初めて奴の存在を意識したのである
タンク、、、、
それ以来私はどこへ行ってもタンクを意識し始めるようになった
そしていつも思うのだ
このタンクも何時も誰かに見られているのだが時に意識されずに
いつもの景色に溶け込んでいるのだろう