タンクファイル #9
TVアンテナと避雷針とは設置場所に共通点があるゆえセットで写り込んでしまう。それは悪いことではなく逆に人との生活を1枚の写真で身近に感じることが出来る貴重なシチュエーションなのである。
それにしても設置場所がユニークな物件なのである。屋上の縁っ子ギリギリに設定している理由が知りたい。
奥に新しいマンション そして手前に古いUR賃貸
この古い賃貸マンションの劣化具合
家屋とともに時を過ごし、共に劣化しているところが美しいのである。
蓋のようなものがあるが裏にある別棟の家屋がうつりこんでる故、角度的にはイマイチなカットであるが
家屋と共に劣化している貯水槽がたまらなくシュールだ
何度も何度も、何日も何日も肌を突き刺すような日光に耐え
雨あられに耐え
凍てつくときも風の吹くときも
あんな事件のあった時も
あの人が生きていた時も
こいつらはここでジッとしていたに違いないのである
裏手に見える今の建造物
この手のモデルはもう消え行く一方なのだろう。。
一部新しく付け替えられたパイプがとても目立つ