田んぼマニア #1
田んぼほど夕景の合う景色はないだろう
何時もある風景、しかしいつも仕事からくる疲労で見向きもしなかった
何時もよりも早く帰宅した時、まだ体力の余裕があった時
私はいつもある風景に初めて目を向けた
いつもの夕景だ
いつもの道を歩き、いつもの田んぼがあり
いつもの景色がそこにあった
こんな美しい風景が身近にあったなんて知らなかった
18時の時報が田園に広がりこだまする
うさぎ追いしかの山、、、こぶなつりし、、、心のなかで歌う私
夕景が私の顔を照らす
田んぼの稲が風になびく
久しぶりに有休でもとって旅行にでも行こうかな
そう思い家路に向かった。