朝靄の中のEF66
朝方はだいぶ冷え込むようになった10月初旬
私は柏原駅から徒歩10分かからぬ場所で貨物を狙う
田畑が寂しく映る季節である
真ん中に位置しているのは伊吹山である
カタタトト、、、
貨物の音が遠方から聞こえてくる
音が聞こえてからしばらく経てども電車は現れない
よほど風通しが良いのだろう
今か今かとズームで様子を見る
そう、奴らはここから登って姿を表すのである
ガゴゴン!
現れたのは今はなきワム車!
そして俺の好きなサメ!うほ!サメ!
闇雲に連写する私
カタタトトトト
引っ張られるがままの動力系を持たぬワム車の音が田園に響き渡る
EF66100番台、、、圧倒的なパワーが音で感じ取ることができる
そして登坂をクリアしたEF66はロスした時間を取り戻すかのごとく
猛スピードで朝靄の中に消えていったのである
東海道本線 柏原駅 すぐだ