紀勢本線キハ40 幻想的な世界
撮り鉄の中では紀勢本線は正真正銘ホットな路線である。
人口を微塵も感じぬ場所を背に鉄道を撮影することができるからである。
今回は最寄り駅「波田須駅」から山に向かって歩くこと数分の位置からの撮影
天気の悪さが逆に良い雰囲気なのである
人の気配のない場所で、ただ波の音だけが私に話しかけてくる
そんな中、私はカメラを片手に汽車が来るのをひたすら待った
しかしド田舎のローカル線はなかなか来ない
落ち着かない様子でウロウロと少し歩いて反対側へと歩いてゆくと
人のいない海岸線
まだ人が入ったことのない領域
ここから島が始まるのだと思うとゾクゾクするわけである
地図でいう日本列島の輪郭をになる場所に今俺はいるのである
哲学者気分を味わっていた最中、汽車の音が遠くから聞こえる 「くる!」
定位置に戻る私 ↓
↑トンネルを通過している音が人の気配のない空間に鳴り響く
来たぞ!キハ40系 ゴトトン!
現れたと思ったら速攻で通過してしまう短い距離の中での撮影
俺はこの雰囲気が好きだ!
人の気配を感じぬ空間で汽車を延々と待ち続ける自分が好きだ!
紀勢本線 波田須駅 オススメです!